宅建令和3年10月試験解説【問21】農地法の問題(2021年10月過去問)!アルアル問題解説☆宅建士:桑田真似

×【問21】農地に関する次の記述のうち、農地法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 遺産分割によって農地を取得する場合には、法第3条第1項の許可は不要であるが、農業委員会への届出が必要である。

2 法第3条第1項の許可を受けなければならない場合の売買については、その許可を受けずに農地の売買契約を締結しても、所有権移転の効力は生じない。

3 砂利採取法第16条の認可を受けて市街化調整区域内の農地を砂利採取のために一時的に借り受ける場合には、法第5条第1項の許可は不要である。

4 都道府県が市街化調整区域内の農地を取得して病院を建設する場合には、都道府県知事(法第4条第1項に規定する指定市町村の区域内にあってはその長)との協議が成立すれば、法第5条第1項の許可があったものとみなされる。

令和3年10月試験【解説台本】

はい。どーも宅建コーチの桑田真似です。

この動画では知識0から3ヶ月の独学で、宅建に合格しました僕の経験を元に、

宅建試験、特有の罠の見付け方、引っかかるパターンを中心に解説させて頂いております。

また、初心者の方でも、分かり易くする為に、専門用語を一般的な言葉に置き換えたり、

正解を覚えやすくする為に、独自の解釈を挟む場合もあります。

そのあたりも、予めご了承お願い致しますm(_ _)m

それでは、ここで動画停止ボタンを押して、一度全文を読んで頂ければと思います。

画面が読みづらい場合は、概要欄にも問題文がありますので、そちらをご覧下さい。

。。では、問題文を読んだ前提で解説させて頂きます。

まず最初に、問題文を読む際は、出題形式の確認をしましょう!

宅建では「◯探し系問題」が大体30問、「×探し系問題」が大体20問の割合で

ランダムに出題されてきます。これは受験者を混乱させるのが目的ですので、

惑わされないよう、毎回、問題番号に印を付けるようにしておきましょう。

ちなみに、この設問文には「誤っているものはどれか」とありますので、×印を付けます。

また、この4つの選択肢の内、×が1つで、残り3つは◯だ。という事が分かりますね。

それらの情報を頭に置いて、選択肢を読んで行きましょう。

今回は【問21】農地法に関する問題となっています。

農地法は覚える事が限られていて、得点しやすいので、僕個人的には好きなジャンルとなります。

では選択肢①から見てみましょう。

農地法は農地がなくなっていかない為に、勝手に転用や売買が行われないように規制して

います。しかしそれも例外がありまして、遺産分割、包括遺贈、相続人への特定遺贈は

許可は必要なく、届け出でOKなんですね。

宅建では、この出題パターンはアルアルでして「許可が必要なのか?」「届出が必要なのか?」

問題は搬出ですので、許可ではなく、届出でいい場合を把握しておきましょう。

という事で、この選択肢①の内容は、この通りでセーフでした。

◯を付けておきましょう。

続きまして、選択肢②ですね。

これはテキストに載っている通りの説明文で、なんの捻りもなく、ただ、知っているか

どうかを尋ねられてますね。こういう問題ばかりにしてもらえると、変にテクニックや

罠を気にせず、知識を深めるだけの勉強ができるんですけどね。。(^^;)

そして、本肢の内容としては、許可が必要なのに勝手に売り買いしたら、無効ですよ。

という事ですが、これは。。その通りですね。

売買が成立してしまっては、農地法の意味がなくなりますよね。

選択肢②に◯を付けておきましょう。

続きまして、選択肢③ですね。

ここでのキーワードは「砂利採取」「一時的に借りる」

です。これだと市街化する訳ではないから、いいかな?と思ってしまいますが、そこが

ポイントではないんですね。農地法は権利移転と転用を規制するものですので、

砂利採取は転用にあたるし、一時的に借りる。は権利移転にあたるんですね。

という事で、「許可は不要である。」の箇所がアウトでしたので、選択肢③

×を付けておきましょう。

では最後の選択肢④ですね。

これもよく出る例外パターンを知っているかを試している

問題になります。

「国・都道府県等が、農地を農地以外に変更する場合は、知事との協議でOK」

と覚えている方は簡単に判断できたと思います。

という事で、選択肢④の内容は、この通りでセーフでした。

◯を付けましょう。

以上の事から、この【問21】の正解は、

選択肢3と判断できました。

農地法の問題は、そこまで捻った問題はないし、比較的得点しやすいと思いますので、

こういった分野からマスターして行くとモチベーションが持続すると思います。

はい。という事で今回の解説は以上となります。

この宅建対策動画シリーズでは「確実に採れる問題を落とさない」をコンセプトに

手短かに解説させて頂いておりますので、他の動画も是非ご覧頂ければと思います。

それでは今回は以上をもちましてゲームです!お疲れ様でしたー

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