宅建アルアル解説【令和3年12月】問2「相隣関係」問題(2021年12月試験)!独学3ヶ月で合格できた秘策✰

×【問2】相隣関係に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、

誤っているものはどれか。

1 土地の所有者は、隣地の所有者と共同の費用で、境界標を設けることが

  できる。

2 隣接する土地の境界線上に設けた障壁は、相隣者の共有に属するものと

  推定される。

3 高地の所有者は、その高地が浸水した場合にこれを乾かすためであっても、

  公の水流又は下水道に至るまで、低地に水を通過させることはできない。

4 土地の所有者が直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根を設けた場合、

  隣地所有者は、その所有権に基づいて妨害排除又は予防の請求を

  することができる。

解説動画の視聴は一番下のサムネイルをクリック下さい。

【解説台本】ありがちトラブル

はい。どーも宅建コーチの桑田真似です。

この動画では知識0から3ヶ月の独学で、宅建に合格しました僕の経験を元に、

宅建試験、特有の罠の見付け方、引っかかるパターンを中心に解説させて頂いております。

また、初心者の方でも、分かり易くする為に、専門用語を一般的な言葉に置き換えたり、

正解を覚えやすくする為に、独自の解釈を挟む場合もあります。

そのあたりも、予めご了承お願い致しますm(_ _)m

それでは、ここで動画停止ボタンを押して、一度全文を読んで頂ければと思います。

画面が読みづらい場合は、概要欄にも問題文がありますので、そちらをご覧下さい。

。。では、問題文を読んだ前提で解説させて頂きます。

まず最初に、

問題文を読む際は、出題形式の確認

をしましょう!

宅建では「◯探し系問題」が大体30問、「×探し系問題」が大体20問の割合で

ランダムに出題されてきます。これは受験者を混乱させるのが目的ですので、

惑わされないよう、毎回、問題番号に印を付けるようにしておきましょう。

ちなみに、この設問文には「誤っているものはどれか」とありますので、×印を付けます。

また、この4つの選択肢の内、×が1つで、残り3つは◯だ。という事が分かりますね。

それらの情報を頭に置いて、選択肢を読んで行きましょう。

今回は【問2】相隣関係に関する問題

となっています。

お隣さん同士のルールに関する問題な訳ですが、僕が民法に興味を持ったのが

この分野のお話でした。

隣の敷地内に生えている柿の木の枝が、塀を超えてこちら敷地の空間に入って来た場合、

その枝に付いている柿は勝手に取って食べてはいけないけど、境界を超えて生えて来た筍

は勝手にとって食べてもOKといった事例をテレビで見た時に、

「民法ってしってると面白いなぁ」と思ったのがきっかけでした。

今回はそういった日常で起こりうる事例が出てきますので、楽しんで頂ければと思います。

では選択肢①から確認しましょう。

本肢に出てくる「境界標」というのは、こういった地面にささっている杭みたいな

やつですね。

境界はそもそもどちらの土地にも共通するものですので、それを示す境界標を設置する

のであれば、共同で費用負担するのは当然ですね。

ということで、本肢の内容の通りでセーフでした。

選択肢①に⭕を付けておきましょう。

続きまして、選択肢②ですね。

障壁だけに限らず、境界に設置する塀や柵、溝に関しても共有と考えられますね。

ということで、本肢の内容はこの通りでセーフでした。

選択肢②に⭕を付けておきましょう。

続きまして、選択肢③ですね。

浸水している状況では、通常の生活に支障をきたしますよね。そういった場合は

侵入して来た水を外に出すために低地に水を通すのは可能です。

ただ「損害の少ない場所及び方法を選ぶ」ことが必要となります。

自分の権利を行使して他人に迷惑かけるのも好ましくないですからね。

ということで、本肢の文末の「低地に水を通過させることはできない。

の箇所がアウトでした。

選択肢③に❌を付けておきましょう。

では最後の選択肢④ですね。

お隣さん同士のトラブルでありそうですよね。

屋根から落ちた雨水が、お隣さんの敷地に直接注がれるような場合、それがコツコツ

続けば地面がえぐられてしまったり、植木や庭石にダメージが出るかもしれませんよね。

そうなっては困りますので、本肢の通りでセーフとなります。

妨害排除の請求とは「隣の木が自分の敷地に倒れて来たので、どけて下さい」と

日常生活の妨害を排除させて下さいという請求ですね。

予防の請求は、本肢の場合ですと「雨樋とか付けて直接屋根から雨水が来ないようにして」

とお願いする事が想定できます。

ということで、

選択肢④に⭕を付けましょう。

以上の事から、この【問2】の正解は、

選択肢3と判断できました。

今回の【問2】は過去問史上例がないくらい優しい問題でした。

恐らく【問49】【問50】レベルの難易度だったと思います。

また、今回の試験でははいろいろ新しい出題形式が登場していますので、

試験全体の構成を変えて来ているように思えました。

はい。という事で

今回の解説は以上となります。

この宅建対策動画シリーズでは「確実に採れる問題を落とさない」をコンセプトに

手短かに解説させて頂いておりますので、他の動画も是非ご覧頂ければと思います。

それでは今回は以上をもちましてゲームです!お疲れ様でしたー

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