宅建アルアル解説【令和3年12月】問50「建物の構造」問題(2021年12月試験)!独学3ヶ月で合格できた秘策✰

×系【問50】建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1 組積式構造は、耐震性は劣るものの、熱、音などを遮断する性能が

  優れている。

2 組積式構造を耐震的な構造にするためには、大きな開口部を造ること

  を避け、壁厚を大きくする必要がある。

3 補強コンクリートブロック造は、壁式構造の一種であり、コンクリート

  ブロック造を鉄筋コンクリートで耐震的に補強改良したものである。

4 補強コンクリートブロック造は、壁量を多く必要とはせず、住宅等

  の小規模の建物には使用されていない。

解説動画の視聴は一番下のサムネイルをクリック下さい。

【解説台本】宅建は【問50】から解こう! 

はい。どーも宅建コーチの桑田真似です。

この動画では知識0から3ヶ月の独学で、宅建に合格しました僕の経験を元に、

宅建試験、特有の罠の見付け方、引っかかるパターンを中心に解説させて頂いております。

また、初心者の方でも、分かり易くする為に、専門用語を一般的な言葉に置き換えたり、

正解を覚えやすくする為に、独自の解釈を挟む場合もあります。

そのあたりも、予めご了承お願い致しますm(_ _)m

それでは、ここで動画停止ボタンを押して、一度全文を読んで頂ければと思います。

画面が読みづらい場合は、概要欄にも問題文がありますので、そちらをご覧下さい。

。。では、問題文を読んだ前提で解説させて頂きます。

まず最初に、

問題文を読む際は、出題形式の確認をしましょう!

宅建ではの割合で

ランダムに出題されてきます。これは受験者を混乱させるのが目的ですので、

惑わされないよう、毎回、問題番号に印を付けるようにしておきましょう。

ちなみに、この設問文には「最も不適当なものはどれか。」とありますので、

問題番号に×印を付けます。また、明らかな間違いは無く、他の選択肢と比べて一番

間違いっぽいものを選ぶという心構えで読んで行きましょう。

今回は【問50】建物の構造

に関する問題となっています。

宅建というのは字の如く、宅地建物に関する取引をする訳ですから、

その建物にまつわる構造面での知識を問う問題になります。

この解説動画シリーズでは何度が、この問50から問1に

遡って解いていく事をオススメしております。

その理由としましては、ズバリ!

「後半の方が簡単だからです。」

宅建という試験は38点採れば、まず合格だと考えられます。

逆に言えば12点は落としても良いわけです。ではその12点はどこで捨てるかというと

「難しい問題」でしょうか?それとも「簡単な問題」でしょうか?

答えは簡単ですね。採れる問題をミスミス捨てるのは得策ではないですね。

ですので、まずは点が取りやすい問題をやっつけて、

難問が待ち受ける前半に向かっていく作戦をオススメしております。

仮に時間切れで【問5】から【問1】まで手が付けられなかったとしても、

それまでに確実に38問とれていれば合格になります。

また、時間切れ寸前なので、【問5】〜【問1】を全て選択肢③とした場合、

確率からして1点とれる事が期待できます。

もし【問1】から素直に解いていった場合、難読問題から始まるので、面食らってしまい、

ペースを乱されたり、時間を浪費してしまいます。

これにより焦りが生じて凡ミスが増え、最後の、特に得点しやすい【問46】〜【問50】

まで辿り着けない危険性もあります。ですので、採れる問題は元気な内に先に解いて、

心に余裕を持って難問ひしめく前半に向かって行ってもらえればと思います。

この時のペースの目安としましては、後半の25問を45分で終わらせて、前半25問は

70分かけて解き、残り5分で見直しが出来れば理想的だと思います。

その為にはまず、この【問50】は1分30秒以内に解けるといいと思います。

では、その短い時間で正解を見つける方法をお伝えして行きますので、

よろしくお願い致します。

それでは選択肢①から確認しましょう。

組積(そしき)構造というのは、昔の西洋のレンガ作りの建物に見られる構造です。

ただ単純に積み上げているだけで、鉄筋のような骨格が無いので、

耐震性が弱くなっており、地震が少ないヨーロッパで成り立つ建築方法ですね。

まぁ、こういった知識が無くても【問50】は文字の意味からどんな構造なのか

想像できるようになっている事が多いです。

今回の組積構造も、組んで積んでいるだけなのかな?と漢字から想像できますよね?

また、この文章では、耐震性が低いという「注意喚起」をしている表現が

ある場合は正解の可能性が高いです。

もしここが「耐震性に優れている」という危険性を否定し、安心させるような表現になって

いると間違いの可能性が出てきます。

基本的に宅建試験は危険性を周知させる表現は◯、安心させるような表現が

出て来た時は×となっている事が多いです。

これは人の命に関わる事ですし、試験問題文で勘違いされて安全面において

気を抜かれ事件が起こってしまっては、問題作成者が責任を問われかねないからですね。

注意喚起をしている表現が正解になっていた方が出題者の身を守る上でも、

都合良いという、内部事業があると思われます。

こういった背景も考慮すると結構正解が絞れてくるので、だんだん面白くなって来ます。

ということで、本肢の内容はとりあえずセーフと判断し

選択肢①に◯を付けておきましょう。

続きまして、選択肢②ですね。

選択肢①が正しい内容だというのがありきで、書かれている文章ですね。

また一般的に、窓を作ったり開口部があると強度が下がりますし、

耐震性を上げるには壁を厚くするのは、理にかなっているので、

これもセーフだと判断します。

という事で、選択肢②にも◯を付けておきましょう。

続きまして、選択肢③ですね。

壁式(かべしき)構造というのは、よくラーメン構造と比較されますが、

柱と梁の代わりに耐力で建物の荷重を支える構造となります。

コンクリートブロック造はこの壁式構造にあたりますが、

ブロックの空洞に鉄筋コンクリートで骨格を入れて補強しているのが、

補強コンクリートブロック造になります。

日本のブロック塀でよく採用されていますよね。

とまぁ、こういった知識が無かったとしても、文字だけで

「何かしらの素材でコンクリートブロックを補強している」

というのは分かりますよね。

これも、怪しげな表現がないので、セーフだと判断していいでしょう。

選択肢③に◯を付けておきます。

では最後の選択肢④ですね。

この選択肢は唯一「使用されていない。」と否定の言葉で終わっていますね。

しかも、例外を許さないような表現になっています。

また「小規模の建物」とありますが「何をもって小規模なのか」の

判断が難しいですよね。

このような表現がある時は×の可能性が高いです。

ちなみに、こういった×の目印になる言葉を、

この動画シリーズでは「間違いフラグ」と呼んでいます。

また、最初にお伝えした通り、今回ははっきり間違いだと判断できるという

選択肢は無いので、他と比べ一番不適切なもの。

と考えた場合、この選択肢4が一番不適切だと思われるので、

アウトだと判断できます。

ということで、選択肢④に×を付けましょう。

以上の事から、この【問50】の正解は、

選択肢4と判断できました。

このように、【問46】〜【問50】は知らない知識でも、

漢字からある程度推測できたり、一般的な知識や、間違いフラグを見付ける

だけで、正解を導き出す事が出来たりします。

もちろん宅建にまつわる法律知識も大事なのですが、

今回のように知らない知識が出て来た場合の正解の見付け方など、

今後も紹介して行きたいと思いますので、他の動画もご覧になり、

より短時間で試験問題を解けるようになって頂ければと思います。

はい。という事で今回の解説は以上となります。

お疲れ様でしたー

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